COFFEE Q&A
珈琲の良い保存方法は?
密封して冷蔵庫がオススメです
珈琲はデリケートな香りの飲み物です。
直射日光や温度変化、湿度によって風味が左右されます。また、他の食品の匂いを吸収しやすい性質があります。
当店の珈琲は賞味期限を焙煎から一ヶ月と短めに設定していますが、お勧めする下記の保存方法で長く香りを楽しんで頂けます。
◆当店の珈琲は少し焙煎が深めですので、常温で保存されますと珈琲の持つコーヒーオイルの酸化が進み、風味が損なわれるのが早くなります。
庫内温度が比較的一定に保たれる冷蔵保存をおススメしています。
◆ほかの香りを吸収しないように、また湿気がこないようジッパー付きの袋やキャニスターで密封の上保管してください。
◆長期(1~3か月)保存されるときは未開封のままジッパー付きの袋等で密封の上冷凍庫での保管がおすすめです。
◆冷凍保存した珈琲を開封したのちは、密封の上冷蔵で保存しお早めにお飲みください。使用するたびに冷凍へ戻されると冷凍焼けを起こし香りが損なわれます。
◆開封後は、賞味期限によらず出来るだけお早めにお飲み下さい。
珈琲のパッケージが膨らんでいます
焙煎したてだからです
珈琲豆は焙煎直後から、豆に含まれる成分の化学変化及び炭素と酸素が化合することで炭酸ガスを発生します。
ピークは8時間ほどですが数日はゆるやかに焙煎豆によるガスの放出が続きます。
当店の珈琲のパッケージは炭酸ガスが放出するようになっておりますが、珈琲の放出するガス量と抜ける量に差が生じるため袋が膨らんでしまいます。
お湯を注いでも膨らまなくなった
炭酸ガスが抜けていくからです
お湯を注いだ時に膨らむのは、焙煎された珈琲の内部にたまっている炭酸ガスがお湯が注がれた刺激で珈琲を膨らませるからです。
この炭酸ガスは時間と共に抜けていきます。
豆と粉では粉の珈琲が数倍速くガスが抜けていくので膨らまなくなるのも早くなります。
デカフェってなに?
カフェインを除去した珈琲です
言葉の意味は英語のdecaffeinated(カフェインを除去した)からきています。
当店で扱っているデカフェは
・ウォータープロセス
(コーヒーを流水に晒し、その水を特殊なカーボンフィルターでカフェインだけをこしとります。その後カフェインを取り除いた水に珈琲をつけカフェイン以外の成分を珈琲に戻します。水だけでカフェインを除去している為、香りは豊かですが飲み口がとてもあっさりとしています)
カフェインの除去率は99.9%です。
※ノンカフェインは最初からまったくカフェインを含んでいない飲み物の事を言います
・二酸化炭素抽出法
(水で洗ったコーヒーを、圧力と温度を加える事で臨界状態=個体でも液体でもない特殊な状態 になった二酸化炭素に触れさせることで珈琲豆の細胞の隅々へ二酸化炭素がいきわたりカフェインを運び去ります。カフェイン除去率は90%以上。ウォータープロセスと違いコクが残ります)
この二つの方法は体に優しくクリーンな製法です。ご安心して飲んで頂けます。
焙煎度合いについて知りたい
中浅煎り~中深煎りで焙煎しています
一般的にコーヒーの焙煎度合いは8段階に分けられています。
コーヒー専門店によって浅煎り、中煎り、深煎りの定義が若干違います。例えばハイローストを中煎り、フルシティからは深煎りの括りにするなどです。
当店では取扱いしている豆の特性上下記のように焙煎しています。
中浅煎 ミディアム~ハイロースト
中煎 シティ~フルシティロースト
深煎 フレンチよりのフルシティ
浅煎り、深煎りはごく一部の品種のみです。