2024/10/27 21:32

カフェインがない飲み物としてよく聞くのがデカフェ、カフェインレス、ノンカフェインです。

それぞれの違いは

・デカフェ

意味は英語の「decaffeinated(カフェインを除去した 略:decaf(ディーキャフ)」からきています。

カフェインの含有されているものから除去処理を行った飲み物です。

残量の明確な定義はありません

・カフェインレス

通常の飲み物から90%以上のカフェインを除去したもので、

カフェインの含有率が0.1%以下に抑えられています。

・ノンカフェイン

もともとカフェインが含まれていません。

コーヒー豆から作られたコーヒーに関してはデカフェまたはカフェインレスの表記が正しく、

ノンカフェインと表示されているのは誤りです。

(タンポポコーヒー、チコリコーヒーなどはコーヒー豆を使用していないのでノンカフェインです)

デカフェ処理方法

・ウォータープロセス

(コーヒーを流水に晒し、その水を特殊なカーボンフィルターでカフェインだけをこしとります。その後カフェインを取り除いた水に珈琲をつけカフェイン以外の成分を珈琲に戻します。水だけでカフェインを除去している為、香りは豊かですが飲み口がとてもあっさりとしています)カフェインの除去率は99.9%~です

・二酸化炭素抽出法

(水で洗ったコーヒーを、圧力と温度を加える事で臨界状態=個体でも液体でもない特殊な状態 になった二酸化炭素に触れさせることで珈琲豆の細胞の隅々へ二酸化炭素がいきわたりカフェインを運び去ります。カフェイン除去率は90%以上。ウォータープロセスと違いコクが残ります)

のこの二つの方法が今では主流になっています。どちらも体に優しくクリーンな製法です。化学薬品(ジクロロメタン等)でカフェインを除去する方法もありますがコスト面で安上がりですがカフェイン以外の成分も一緒になくなってしまう為、味が悪くなることと、薬が直接、コーヒーの生豆に接触させるため消費者が安全面での不安を抱きやすいという短所から今は使われることは殆どありません。